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04 April
八方塞がりの外交はほったらかして
韓国に続いて中国でまたまた反日デモが続発している。成都市内のイトーヨーカドー店へ押しかけたデモ隊数百人が、シュプレッヒコールの声を上げ、窓ガラスを割るなどの暴力を働いた。中国では3月、扶桑社の歴史教科書の編纂に関わる委員会に資金援助している会社があると報じられた。深圳市でも大規模なデモがあった。東北地方では日本製品の不買運動が起きている。中国ではインターネットや街頭で、日本の安保委常任理事国入りに反対する署名が始まっており、すでに数千万人の署名が集まったらしい。
中国との関係は「政冷経熱」といわれているが、このままでは「政凍経冷」になりかねない。中国に進出した企業はたまったものではないだろう。小泉首相の罪は極めて重い。
どうしてこうまで日本は近隣諸国から嫌われるのか。その理由は「窒素ラヂカルの正論・暴論」で繰り返し論じたように、戦後日本の、真の意味での「反省」がなかったからである。近隣諸国と正常な関係を結べなくて、世界や国連で指導性を発揮できるはずがない。
アメリカ一辺倒の外交で、常任理事国になって何をしようとするのか。そのアメリカとさえ、牛肉輸入問題で制裁まで受けそうである。ロシアともうまく行かない。文字通り八方塞がりなのに、記者団にそう尋ねられた首相は、「八方塞がりなんかありませんよ」と相変わらず強弁を続けている。
そして緊急課題でもない郵政民営化法案作りに躍起である。それも名を取るだけの郵政改悪法案になりそうとあっては国民は全く浮かばれない。これほど愚かな首相が今までいただろうか。一日も早く辞めてもらいたいものである。
23:09:41 |
archivelago |
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