Complete text -- "大乱こそ望むところ"

20 July

大乱こそ望むところ

 参議院での郵政民営化法案がどうなるかが注目されている。小泉首相は来日したパウエル前国務長官に、「法案が否決されたら政界は大混乱になる」と伝えたという。それに先立ち、片山参院自民党幹事長は講演で、「法案が否決されたら首相は間違いなく衆院を解散するだろう。もしそうなったら自民党は分裂選挙になり、野党が漁夫の利を得て自民党は間違いなく野党に転落する」と述べた。法案に反対する議員を牽制したものである。
 民営化法案が成立する方がよいかどうかは別にして、自民党が大混乱するのは大歓迎である。この機会にガラガラポンと、民主党を含めた大再編が起こることが国民にとって最も望ましいことである。自民党も民主党も多少カラーと比率の違いはあっても、どちらも大きく考えの違う人達の混成チームである。国民としては選択に困る。
 この際、1)官・業・労・宗教何れともしがらみがない、2)国民あるいは自治体住民に奉仕できる、3)米国べったりでなく、隣国とも友好関係を結べる、偏狭なナショナリズムとは無縁な、4)リベラルで、世界平和の為の労を惜しまない、そういう人達が大同団結して一党をつくる。自民党にも少数ながらそういう人はいる。党首には若くても年配者でもよいからカリスマ性のある人がなる。
 そういう党が出来たら国民の人気が出ると思うけどなあ。これはやはり夢物語か。後半月もすれば大乱が起こるかどうか決着が付く。その後しばしの夢が見られるかも。
22:06:10 | archivelago | | TrackBacks
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