Complete text -- "花便り(103)ベンケイソウ科12種"

29 September

花便り(103)ベンケイソウ科12種

 オーストラリアとポリネシアを除く全世界に、33属1500種が分布。日本にも少なくとも約25種が自生。この科の植物は多肉質の葉が容易にはがれて落ち、それから根を出して増える強さからベンケイソウという名がついた。

1. ベニベンケイ Kalanchoe blossfeldiana
 マダガスカル原産。ドイツで育種。園芸店ではカランコエとして売られていることが多い。しかしカランコエ属には多くの種類があるのでこの名は適当でない。しかし一方でベニベンケイという日本名も、花色が赤、黄、桃、橙と様々なのでよい名とは言えない。
 短日植物なので夜に光を当てては花が咲かない。自宅で紅色は05.3.3、黄色は02.12.17撮影。



2. Kalanchoe uniflora cv. Mirabella
 これもマダガスカル原産。ベニベンケイが上向きに咲くのに対して、これは下向きに咲く。自宅で05.2.7撮影。


3. Kalanchoe miniata cv. Wendy
 マダガスカル産のminiataと別の野生種との交配によって作られた。05.5.12撮影。


4. ミセバヤ Hylotelephium sieboldii
 本州北部原産とされているが、小豆島に野生種があり、中国にもある。昔はsedum属とされていた。「誰に見せばや」というほど優美で、古くから庭栽や盆栽にされてきた。我が家には親譲りの株があるのだが、もう少なくとも70年以上経った老株で元気がなく、近年花を見ないので、写真はよその花。04.11.5撮影。
 みせばやに 凝る千万の 霧雫  富安 風生


5. ヒダカミセバヤ Hylotelephium cauticolum
 北海道日高地方の海岸岩上に生える。近所で見つけた見事な鉢植え。05.9.28撮影。


6. コモチレンゲ(イワレンゲ属) Orostachys iwarenge var. boehmeri
 イワレンゲの変種。団地の庭に放置されたように咲いていた。05.7.10撮影。


7. キリンソウ(マンネングサ属) Sedum aizoon var. floribundum
 マンネングサ属はベンケイソウ科の中では、恐らく最も種類の多い属。日本の原産種は黄花種が多い。04.6.13撮影。


8. メノマンネングサ(マンネングサ属) Sedum japonicum
 道端にも生えている多年生草本。多肉質円柱状の葉は互生。3輪生するオノマンネングサと異なる。横に這った茎から直立する10cmほどの側枝の先端に開出する枝を出し、一連の5弁黄色の花をつける。類似種が沢山あるので判別は簡単ではない。05.5.8撮影。


9. アツバベンケイソウ(乙女心)(マンネングサ属) Sedum pachyphyllum
 白緑色円筒状の葉の先端がほんのり赤みを帯びるところを「乙女心」と見たのか。6月頃花が咲いた後、7〜8月は断水して夏越しをさせる。9月に植え替え。葉に触れるとぽろぽろおちて、それから根を出して増える。自宅で04.6.2撮影。


10. 錦晃星 Echeveria pulvinata
 橙色に縁取られた黄色い花も咲くが、花より葉の美しさを観賞する。ツキトジに似た多肉質の葉の縁が紅色になって非常に美しい。自宅で05.9.28撮影。


11. オボロヅキ Graptopetalum paraguayens
 花は見るほどのものでなく、花のような形の葉を楽しむ。軒下にあり滅多に水もやらないが枯れることもない。冬もこのまま越冬する。自宅で05.9.28撮影。

21:27:15 | archivelago | | TrackBacks
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