Archive for 28 May 2005

28 May

岡田さん 本当に今の方針でいいの

 与党と共産党、それに田中真紀子氏だけでの郵政民営化法案の審議が始まった。民主党と社民党は本会議も特別委員会も欠席したままである。法案は審議に値しない欠陥法案だという言い分だが、国民には非常にわかりにくい。欠陥があるのなら審議過程でその欠陥を徹底的に国民の前に明らかにしたらいいではないか。まさか国会会期一杯欠席するわけではあるまい。
 最近の民主党の採る戦術にはわかりにくいものが多い。何でも反対の野党とは違って、自ら対案を出していくという方針ではなかったのか。それがいつの間にか、単なる抵抗野党に逆戻りしてしまったのか。支持勢力の労働組合に遠慮して、対案も出せないというのか。どうも右に左に揺れ続けて、民主党のよって立つ姿勢が国民にはわからない。これでは支持率が伸びないのは当然である。
 党内に考え方の違う勢力を幾つも抱えていて、執行部はそのバランスに気を遣いすぎ、しっかりした方針が出せないのか、それとも執行部の判断力が不足しているのか。今度の法案では、自民党内部の対立も深刻で、野党がうまくやれば自民党を分裂に追い込むことさえできたかも知れないのに、欠席したままでは何の手だても打てないだろう。
 何か復帰のきっかけを探っているのかも知れないが、途中からのこのこ出てきたらカッコ悪いよ、岡田さん。
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花便り(27)今頃のロウバイ

 ロウバイ(ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox)といえば早春の花の代表である。1月から咲き始める。そして今どうなっているかといえば、写真のような実になっている。まるで出来損ないの桃のようである。これは偽果で、中にゴキブリの卵そっくりの痩果が5〜20個入っている。


 昨日30年ぶりに小石川にある東大付属植物園へ行ってきた。もう花木の花はほとんど終わっていたが、やはり他では滅多に見られない花を見ることができた。そこで夏咲きのロウバイがあることを知った。ナツロウバイ(Sinecarycanthus chinensis)という。もう枯れかかっていたので、写真から縁の茶色を除いてイメージして欲しい。春咲きの黄色いロウバイとは印象がまるで違って、白色で花はずっと大きく直径5cmはあるだろう。この植物は手持ちの図鑑には載っていない。比較的最近中国から渡来したらしい。鎌倉名月院に沢山あるとのこと。


 それより早く、近くの公園でアメリカロウバイ(クロバナロウバイ)(クロバナロウバイ属 Calycanthus fertilis)を見つけていた。北アメリカ東部原産。明治中期に渡来したという。これもロウバイとは属が違って随分と色も形も印象が違う。花期は5〜6月。


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