Complete text -- "闘病記(3)ステロイド離脱の難しさ"

12 February

闘病記(3)ステロイド離脱の難しさ

 最高30mg(朝3、昼2、夜1錠)のプレドニン錠(5mg含有)を服用していた所から、25mg(2+2+1)、20mg(2+1+1)、15mg(1+1+1)、10mg(1+0+1)、7.5mg(1+0+0.5)、5mg(1+0+0)と5週かけて減量してきた。
 15mg段階では、突然顔がほてって真っ赤になることが多かった。自律神経がおかしくなっているらしい。10mg段階では特に問題なし。
 7.5mgに減らした最初の朝、ぞくぞくと寒気がして熱を測ったら38.5度もあった。インフルエンザか風邪かと思ったが、喉にも鼻にも異常はない。最も痺れの強い右足の甲に浮腫を生じていた。朝食後プレドニン1錠飲んだ後、昼頃にかけて浮腫は減り、同時に熱も下がった。その翌朝は37.5度の発熱。どうやらステロイドの減少で、麻痺した患部の炎症がひどくなり発熱したもののようである。3日目にはもう発熱はなかった。しかし浮腫は引かなくなってしまった。
 足先を締め付ける治療用のストッキングを医師に勧められて履いているが、それで浮腫が無くなるわけでもない。このストッキング、履くのも脱ぐのも一苦労である。
 減量の各段階で、用量を減らした当初は体が適応できず、ちょっとした作業で「ふーっ」というほど息が切れる。一番よくわかるのはリハビリでの自転車こぎである。普通なら仕事量60wattくらいの負荷と10分くらいの時間をかけてやっと脈拍は110を超えるのだが、こんな時には30wattくらいの軽い負荷でたちまち脈拍数110を超えてしまう。自ら作り出すステロイドホルモンが足りなくて、体のあらゆる活性が低下しているのだろう。
 この後プレドニンを0にできるかどうか、今のところ自信がない。しかし0にしないと血糖値が下がらず、いつまでもインシュリンに頼らざるを得なくなる。今、朝・昼・夜にインシュリン4+4+2単位打っていることもあって、朝食前空腹時の血糖値は103〜115とまあまあコントロールされているが、夕食前値は160〜200もあって朝服用するプレドニンの悪影響を示している。
 現在体重は56kg、理想体重から丁度10kg少ない。今のカロリー摂取量では増えも減りもしない。血糖値を上げずにこれを元に戻すのは容易ではない。甘いものも食べられず、コーヒーにも砂糖を入れられないのは甘党にはつらいものがある。
 今週末予定通り、プレドニン0にできるかどうかが一つの山である。
18:31:49 | archivelago | | TrackBacks
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