Complete text -- "花便り(23)カタバミ4種"
22 May
花便り(23)カタバミ4種
カタバミOxalis corniculataは園芸にとって厄介な植物である。円柱形の果実から多数の種子をはじき飛ばして、庭土だけでなく鉢物にも侵入する。我が家の庭にも普通の緑色の葉を持つカタバミや、赤紫色の葉を持つアカカタバミ、緑紫色のウスアカカタバミの他、タチカタバミOxalis corniculate L. forma erectaもはびこっている。見つけ次第引き抜くが、絶えることはない。最初の写真は、引き抜いても生き残って花を咲かせたタチカタバミの花である。高さは30cmにも達する。黄色い花は可愛くないこともない。
次は我が家の庭のあちこちに飛び火しているベニカタバミOxalis brasiliensisである。こちらは帰化植物の一つである。葉の表面には光沢があり、裏には毛が密集する。ハナカタバミOxalis bowieana、イモカタバミOxalis articulata、Oxalis purpureaなど非常に似た花があるが、まだ実物にお目にかからない。
帰化したカタバミの中ではムラサキカタバミOxalis Martianaが最も普及している。こちらの方は花の大きさに比して葉が大きく、葯の色が白なので区別は容易である。これらのカタバミの花は夜閉じるものが多い。
最後の写真はイモカタバミの白花かと思われるが確信は持てない。
23:35:34 |
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