Complete text -- "我が家のラン達"

16 March

我が家のラン達

 今シンビジュウムの花盛りである。すでに終わったものもあるが、1ヶ月は十分楽しめる。花の中には一日花も珍しくない中で、ランの仲間は実に長命である。花の寿命がどのように決まっているのか知らないが、恐らく植物ホルモンが関与しているのだろう。鉢で適当な期間楽しんだら、切り花にしてまた長い間鑑賞に堪える。
 ぼつぼつシンビに代わってデンドロビュウム、カトレヤ、リカステ、エピデンドラムなどが咲いてゆく。我が家の中が、1年で一番華やぐ季節である。家の外にもこれから順番に花の春が訪れる。

 「楽しみは 朝起きいでて昨日まで 
          無かりし花の 咲ける見る時」
                橘曙覧(たちばなのあけみ)

 冬至以来段々陽が部屋の奥まで差し込まないようになってくると、穏やかに晴れた日にはこのようにひなたぼっこをさせることになる。花の終わった鉢から順次、必要なら植え替えをしなければならず、花好きに春は一番忙しい。

15:14:29 | archivelago | | TrackBacks
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