Archive for 09 June 2005
09 June
花便り(36)我が家の草花(1)
1. アスチルベ(ユキノシタ科アスチルベ属)Astilbeこの属には日本固有種としてアワモリショウマA. japonicaがある。庭に植えられているのは園芸品種が多い。花色は赤、紅、桃、白など多彩。我が家にも写真の花の他、赤色種もある。
2. スイセンノウ(酔仙翁、フランネルソウ)(ナデシコ科センノウ属)Lychnis coronaria
アフリカ北西部、ヨーロッパ東南部から中央アジアに分布する多年草。名前は花色からほろ酔い加減の仙人を連想したもの。株全体が白い綿毛に包まれているので、フランネルソウとも。我が国の同属にはフシグロセンノウ、マツモトセンノウがある。
3. ホシギキョウ(アルペンブルー)(キキョウ科ホタルブクロ属)Campanula poscharskyana cv. Alpenblue
ユーゴスラビア原産の多年草。茎がよく伸び多花性で釣り鉢向き。
4. ヤエザキドクダミ(ドクダミ科)Houttuynia cordata
子供の頃、陰気な路地に生え、悪臭があるドクダミは嫌いだった。方言でトベラクサと呼んでいた。今でも白い根をやたらに伸ばして増えて行くこの草は好きではない。小石川植物園でも土中に囲いを作って育てていた。
白い4枚の総包片が花びらのように見えるが、実は中央の花穂が、淡黄色の小さな花の集まったもの。ヤエザキドクダミの花は、中央の花穂が小さくなり花弁化している。ドクダミ嫌いでもこれはなかなかに美しいと思う。
5. アカバナユウゲショウ(アカバナ科) Oenothera rosea
アメリカ原産。明治時代に渡来し観賞用に栽培されていたが、いまでは雑草の部類。我が家のものも道端にあったのを、あまりに可愛いので育てているもの。僅か2年でもう庭のあちこちに飛び火している。ただ午後にはしおれることが多いのに、何故「夕化粧」という名前になったのかわからない。
図鑑によっては単にユウゲショウとしているが、ユウゲショウはオシロイバナの別称なので区別した方がよい。
6. レウィシア(イワハナビ)(スベリヒユ科) Lewisia cotyledon
ロッキー山脈沿いに、メキシコからカナダにかけて分布する。砂漠に近い砂礫地帯に自生。多くの園芸品が作られ、花色は桃、赤、橙、白など。
7. アメリカンブルー(ヒルガオ科) Evolvulus pilosus
原産地ブラジルなどの中央アメリカ。性質は強健、真夏にも咲き続ける。鉢一杯にこの青い花が咲くと爽やかな感じ。
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