Archive for 14 May 2005
14 May
続ラン3種
もう時機を失してしまったが、前回に続いて我が家のラン3種を紹介する。1.シンビジューム ’バルキス・スノードン’
リップと花弁の外側が僅かにピンクを帯びているだけのほとんど純白のシンビジュームである。大型白色系の新種作出のための交配親として重要な役割を果たした。往年の名品の一つである。
これは10数年前に隣家から、うちでは花が咲かないからというので譲り受けたものである。確かにこの花を咲かせるにはちょっとした手間をかける必要がある。この種は親バルブが複数の芽をつけやすく、そのままでは一夏のうちに 花芽をつけるほどにはバルブが十分成長しきれない。そのために芽かきをし新バルブを減らしてやらなければならない。
2.Slc. Mine Gold 'Corona' AM/AOS
L. brigeri × Jewel Box
SlcはSophrolaeliocattleyaの略。つまりSophronitis、Laelia、Cattleya3属の血を引いていることを示す。AM/AOSは入賞記録。この場合American Orchid Societyで、Award of Merit(通常80〜89点)を受賞したことを示す。
3.Dendrobium amethystoglossa
通常のDendrobiumとは趣を異にする。1本の花茎に複数の花が付く点ではファレノプシスタイプに似ているが、花のサイズは遙かに小さい。amethystoglossaとは、唇弁が紫水晶色をしているという意味である。Cattleya amethystoglossaというカトレアもある。
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