Archive for 10 May 2005
10 May
我が輩はランである。名前はまだない
このカトレアは、某社がラン事業を断念したとき、それまでの交配新種を10種ほど譲り受けたものの一つである。03年12月の初開花から1年半後、2回目の開花となった。従って名前はまだ付いていない。登録しない限り今後も付くことはないだろう。C.Valentine coerulea(ブルー系)と、Epc. Vienna Woods(グリーン系)との間の交配種で、花径10cm程の中輪のカトレア。Epcはエピカトレアを意味し、EpidendrumとCattleya間の交配種。カトレア類(属名であるCattleya、Laelia、Brassavola、Sophronitisなどの総称)での属間交配種(Lc、Blc、Slcなどの略号で示される)のうち、Epidendrumの血を引いているのが珍しい。
リップ(唇弁)はよいとして、その他の花弁と萼片の色が暗すぎるのが欠点である。ただうっとりするほどの芳香がある。まだ4個の大小の蕾があり、開花時期が大きくずれそう。先に咲いたものはしおれていくので全部咲き揃うのを見ることは難しい。逆に言えば長い期間楽しめそう。
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