Complete text -- "花便り(86)夏咲きアジサイ科4種"

25 August

花便り(86)夏咲きアジサイ科4種

 アジサイ科には春から6月頃に咲くものが多いが、中には7月以降に咲くものもある。今回はそのような種類の中から4種の写真を示す。

1. ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属) Hydrangea paniculata
 真夏、枝先に8〜30cmの円錐花序を出す。少数の装飾花も多数の両性花も共に白色、花弁は4〜5個。幹の内皮で製紙用の糊を作ったので、「糊空木」または「糊の木」という。ここでは株全体と花の写真を示す。8月の現在、盛りはもう過ぎかけていて、きれいな花は少なかった。05.8.16撮影。



2. ミナヅキ(アジサイ科アジサイ属) Hydrangea paniculata cv. Grandiflora
 ノリウツギの園芸品種で、花の全体が装飾花になったもの。写真の花は開花の過程にあり、やがて円錐花序全体が装飾花になる。05.7.14撮影。


3. バイカアマチャ(アジサイ科バイカアマチャ属) Platycrater arguta
 静岡以西の太平洋岸、四国、九州に分布する落葉低木。7月頃、直径5〜10cmの集散花序をまばらに出す。花はちょっと面白い。装飾花(写真上)の萼は直径1〜2.5cmの帯緑白色皿状。これは冬まで枯れ残る。その中央に両性花とほぼ同型で小さい不稔の花がつく。両性花(写真下)は直径2cmほどの白色花。雄しべは多数で黄色の葯を付ける。2本の花柱は白く、雄しべより上に出る。05.7.14撮影。



4. テマリタマアジサイ(アジサイ科アジサイ属) Hydrangea involucrate f. sterilis
 タマアジサイの両性花は紫色で、その周りを白色の装飾花がまばらに取り囲んでいるが、テマリタマアジサイは花序が球形になり、花のほとんどが装飾花になったものである。タマアジサイのタマは、開花前の花序が総苞に包まれて球形をしていることから命名されたもので、開花後の花序の形から来たものではない。05.7.14撮影。

10:05:32 | archivelago | | TrackBacks
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