Archive for 02 May 2005

02 May

Hungary駆け歩き

 Hungaryは紀元5世紀頃、ウラル山脈あたりから西へ移動し始めたマジャール人(ハンガリー人の自称)によって作られた国である。16世紀のオスマン朝占領時代、17世紀から約200年間のハプスブルク絶対王朝時代、1867年後のオーストリー・ハンガリー君主国時代、第一次世界大戦後の独立国時代を経て、第二次大戦では独露の地上戦により焦土と化した。王宮やドナウ川にかかる「くさり橋」を初めとするすべての橋も破壊された。
 首都ブダペストは、もともと三つの独立したまちであった。ドナウ川西岸のローマ時代の遺跡が点在するオーブダ(旧ブダの意)と、13世紀以来の王宮を中心としたブダ、東岸の商業を中心としたペスト。この3市が1973年合併されてブダペストとなった。
 今回のツアーでは、ブダ側の王宮の丘にある「漁夫の砦」「マーチャーシュ教会」(写真1)、ペスト側の「英雄広場」を半日で見学しただけであった。午後は自由行動。ドナウ川クルーズでくさり橋をくぐり、ネオゴシック様式の立派な国会議事堂(写真2)を眺めながら、ドナウ川の三角州(といっても木の葉型)マルギット島の新緑を1時間楽しんだ。

 二日目はブダペストを離れ、そこから北へ約20kmの所にあるドナウベント地域の二つの小さな町を訪ねた。ここで東に流れてきたドナウ川がほぼ直角に南へ方向を転じる。Szentendreという町は中世からセルビア人を中心とする交易商人によって発展した町である。童話に出てくるような可愛らしい家並み、土産物屋と共に、七つの教会、15の美術館やギャラリーがひしめいている。丘の上の教会からはドナウ川の雄大な眺めと町並みが楽しめる(写真3)。
 さらに初代ハンガリー国王戴冠の地であるEsztergomは、ハンガリーカトリックの総本山がある(写真4)。この大聖堂のドームを巡る展望台に行くには数百段の階段を登らなければならないが、それに十分見合った360度の大景観を楽しむことができる(写真5)。
写真1
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写真2
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写真3
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写真4
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写真5
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