花便り(18)中欧の花

　中欧3カ国駆け足の旅でも随分沢山の花に出会った。花という意味ではベストシーズンだったかも知れない。北海道より北にある国だから、ウメ、モモ、サクラ、アンズ、リンゴ、スモモなどのバラ科の花が一斉に咲いても不思議ではないだろう。白が目立ったが、八重桜やハナカイドウに似てもっと赤みの強い木も沢山あった。3カ国どこに行っても、中国または朝鮮半島原産であるはずのレンギョウが沢山植えられていたのには驚いた。少し種類が違うと思われるものもあった。ヒイラギナンテンも沢山見かけたが、日本のものとは少し異なる。
　50種ほどの花の写真を撮ってきたが、全部紹介するわけにはいかないので、10種ほど紹介するが、その名はほとんどわからない。おわかりの方は是非ご教示を。

１．ハンガリー・チェコで見た花。鋭く長い棘がある。


２．バラ科の花だと思うが、エゾノウワミズザクラに似ている。ブダペストにて。


３．花序はボタンクサギのような形であるが、花の形も色も異なる。ウィーンの森にて。


４．ウィーンにて。


５．ハナカイドウに似ているが花が垂れていないし、色も濃い。この写真はオーストリアでのものであるが、各国にあった。


６．何の種類なのか見当もつかない緑色の花。ウィーンからチェコのチェスキー・クルムロフへの移動途中、トイレ休憩に立ち寄ったガソリンスタンドの近くにあった。


７．バスがオーストリア国内でエンコしたところの路傍に咲いていたスミレ。直径1cmにも満たない小さな花だが、パンジーの祖先かと思われる色をしていた。


８．リュウキンカのような花だが、花びらの数が多い。ウィーンの森で撮ったが、あちこちで見かけた。


９．日本では見たことのない青いシャクナゲのよう。プラーハ市マラー・ストラナの丘にある庭園にあった。


１０．イワガサのような葉と花の様子であるが色が違う。これもマラー・ストラナで。


１１．マラー・ストラナの桜園？にて。エゾノコリンゴに似ている？