Archive for 12 May 2005

12 May

花便り(15)オオデマリとテマリカンボク

 世の中によく似た花は沢山ある。そのそっくりさんの第一例としてオオデマリとテマリカンボクを取り上げる。
 オオデマリ(スイカズラ科ガマズミ属Viburnum tomentosumまたはViburnum V. plicatum、別名テマリバナ)は、非常に古くから栽培されていて広く普及している花である。葉はガマズミそっくりで、表面にしわがある。(写真上)
 これに対してテマリカンボク(手鞠肝木)(スイカズラ科ガマズミ属Viburnum f. hydrangenides)は、ヨーロッパ原産の洋種肝木の園芸品種で、スノーボールとも呼ばれる。葉が3裂するので区別できる。カンボク(V. opulus var. calvescens)がガクアジサイのように中心に小さい両性花、その周囲に白い装飾花が付くのに対して、両性花がなく、花序は大型で直径15cmにもなる。(写真下)

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